2009年3月15日日曜日

Oi Paulistano! #22

坂の街 - 行きつ戻りつ

地下鉄を降りたもののさてどの出口から出たら良いものか、もうここからして右往左往でした。

出発前に地図検索で主要な通りの名称やおおよその距離は調べて行きました。駅に隣接して長距離バスの巨大なターミナルがあるのが判っていたので、先ずそれを捜します。地上に出て早々方向を間違えましたが長距離バスに乗りそうな(であろう)人たちの波についてしばらく行くと無事ターミナルまでは着きました。

道の向こう側に警察官を見つけたので彼らに訊く事にしました。プリントアウトしてきた地図を見せて目的地の名前を連呼しながら「外国語」で話しかけて来たら、旅行者が道を尋ねているのは世界共通ですから「こっち(身振り)行って"ナントカ通り"を右(身振り)、そしてまっすぐ(身振り)」と親切に教えてもらえました。

サンパウロは極端な凹凸は少ないものの起伏の多い街なんですね。この事はの中心街でも感じていました。さて最初の角を曲がってマッスグまでは良かったものの、言われた次の目標となる通りまでどのくらい歩くのかが判りません。こう言うのってなんとなく不安になりますよね。

ゆるやかな長い下り坂でした。ケナすつもりはありませんが歩道がそうとう悪いです。それぞれの家の目の前の歩道は各自が思い思いに整備するらしく、舗装もタイル仕上げから石板、アスファルトまで様々で、高さもそこそこ違っていました。

この日は殆どの荷物はホテルに置いて、パイロットバッグだけを提げてきました。ラッキーでした、キャスターの付いたケースだったら難渋したでしょう。

通勤に出る人達は既にその辺を歩いている時間帯では無く、なかなか人に出会いません。たまたま庭に出ていたおじさんや幼稚園から出て来た奥さんにさっきの調子で教えて貰いながら、どうにか目的地に辿り着いた時には小1時間経って、霧雨が降り始めていました。

直線にすれば2Km半くらいですからコンなもんでしょう。今日は「下打ち合わせ」くらいなので幾分オキラクです。初めての帰り途は風景の見え方が違うのでサカサカとは行かないでしょう。でも、明日からはもう時間も読めたので気が楽になりました。


0 件のコメント: