2009年3月30日月曜日

Oi Paulistano! #29

出版事情

サンパウロのグアルーリョス空港(Guarulhos)に着いてすぐ辞書と市内の地図を買いに本屋に入りました。雑誌の種類も各分野にわたって多そうでしたし、書籍も多種多量に並んでしました。

滞在中に中心街でも本屋を見かけました。書架が天井まで届く、ライブラリーの様な立派な店づくりの本屋でした。大学が近いからかもも知れませんがそうとうな品数が揃っていそうでした。あちらにもこちらに有って、ちょこちょこと入って立ち読みでもして時間をつぶそう、なんて存在では無さそうです。

街に多くある新聞スタンドには新聞に並んで雑誌や読み物が何種類も並んでいました。

ポルトガル語の出版物がこれだけ出ているとは思いませんでした。とんでもない認識不足でした。帰国してから調べてみたら、ブラジルだけでも1億8000万くらいの人口があるのです。ポルトガル本国や旧植民地を加えると2億人近い人が母語としてポルトガル語を使っているのだそうです :-O

識字率だって決して低くはありませんから巨大なマーケットです。


2009年3月28日土曜日

Oi Paulistano! #28

Computer事情 #02 - KeyBoard

ホテルの部屋にはLANが来ていませんが、1Fのオフィスサービスのスペースが有ってそこに数台のPCが並んでいました。たまたま人の良さそうなオジさんが画面に向かっていたので、ちょっと離れて見るともなく眺めていました。ポルトガル語は読めなくてもアイコンは共通ですからたぶん問題なく操作できそうでした。使ってもWebブラウザを開いてWebメイルにアクセスするだけですから‥。

ポルトガル語のキー配列はいざ使うとなると大切なのでチェックしました。ちょっとこれはぁ!と思う様な配列の国もあるのです。これも大丈夫そうでした。

使用料や借りる手順を尋ねようと思いましたがレセプションカウンタが混んでいて、そのまま判らず終いになりました。


2009年3月27日金曜日

Oi Paulistano! #27

Computer事情 #01 - 路上観察

荷物が重いので、いつもの様にラップトップは持っていきませんでした。メイルのチェックくらいならホテルでもできるだろうと思っていましたが、それすらしませんでした。緊急事態なら電話が入るでしょう :-)

街の電気店をいくつか覗いてみました。専門店もあるかも知れませんが行きあたりませんでした。想像の通りWinオンリーです。雑誌を置いているスタンドも見ましたがMacやLinux関連の出版物は見かけませんでした。

ハードは日本を除く東アジア勢が席巻しています。輸入品なのでしょう、なかなか割高なお値段です。PCはどのくらい浸透しているのでしょう。読めないながらも雑誌を1册買おうと思いながら、結局は忘れてしまいました。雑誌の記事や広告があればインフラを含めた全体の雰囲気が判ると思ったのですが‥。


2009年3月26日木曜日

Oi Paulistano! #26

サンパウロの車たち #03 - あれこれ散漫に

VWは早くからブラジルに進出しただけに浸透しているみたいでした。乗用車ばかりでなく、小型の商用車はもちろんのことドイツでは見かけた事のない様な大型のトラックやバスも走っていました。VWとは関係も深そうなスウェーデンのScaniaもブラジルに進出していますから、そんな事情もあるのかもしれません。Flex車もありますね。Golと言うモデルを幾台か見かけました。
















ひと昔まえの Citroën ZX(?) フランス勢はやや劣勢か↑


日本車は少ないです。空港の発着ターミナル前にTOYOTAのCorollaともう少し大きいモデルが停まっていました。「Flex仕様」かどうかは未確認です。HONDAもときどき走ってますね。Fitには「Flex仕様」がありました。見かけた1台はタクシーで「おおう :-o」と思いましたよ。SUBARUのLEGACYが仕事先に停まっていました。輸入車だとしたらもの凄く高かったんだろうなあ、と唸りました。

助手席に乗って市街を走り、ガソリンスタンドも幾度か見かけました。「ガソリン」と「バイオ燃料」の給油機が共存していました。「バイオ燃料」の方がずいぶん安かった印象があります。記録は取れず、記憶もトンでしまいましたが :'-/

1ボックスヴァンや小型のトラックは韓国の KIA と HYUNDAI の新しいモデルが目につきました。どちらもブラジルに生産拠点をもっているのでしょうね。乗用車も走っているのかも知れませんが、韓国系の乗用車モデルに疎いので判りません。

市街中央には多数のバイクが走り回っていました。HONDAをはじめ日本ブランド(ブラジル国産)が圧倒的でした。殆どが「バイク便」ライダーなのだそうです。


2009年3月25日水曜日

Oi Paulistano! #25

サンパウロの車たち #02 - ブラジル国内生産車

短い滞在期間のあいだ大型の乗用車は見かけませんでした。MercedesとBMWはきわめて少なそうです

ブラジル生産している欧州ブランドのモデルばかりです。GMのエンブレムを付けたドイツOPELのモデルもたくさん走っています。
















↑OPEL Zafira 同形車
CHEVROLET(GM) のエンブレムが付いてます

イタリア本国でも好調とは言えないFIATがそこそこ走っていました。FIATのピックアップトラップなんてのがあるんですね :-o

















↑パトカーもFIATでした

輸入関税がベラボウに高いので、メジャーな世界ブランドは揃ってブラジル国内で生産工場を持っている感じでした。



2009年3月21日土曜日

Oi Paulistano! #24

サンパウロの車たち #01 - フレックス燃料車はいづこ?

ブラジルの「バイオ燃料車」の話題もあちこちで取り上げられていました。たまたま、出かける暫く前にTVで特集番組を見かけました。

番組では「いたる所にバイオ燃料乗用車 "フレックス乗用車" が走っている。従来のガソリンでもバイオ燃料でも走行できる事ができて、そうした車には "Flex" のエンブレムが付けられている」 と報じてました。そんなに早く普及しているんだろうか、と興味がわきました。

さて、サンパウロに到着。空港タクシーの列の中には「Flex車」は見あたりませんでした。タクシーで市街を走るうちに1台目を見つけました。シトロエンの小型車(C3かな?)のリアに「Flex」のエンブレムが付いていました。30分位の間にもう1台、こちらはVWの小型車でした。

もちろん見落としはあるでしょう。でも、新車ばかりが走り回っているなんて事はありませんよね。年季の入った車両もそこそこ走っています。


↑懐かしいVWバス。後期型ですがあちこちで見かけました :-)


2009年3月19日木曜日

Oi Paulistano! #23

うわぁ、商店が閉まってる!

関係セクションに顔を出して仕事の段取りにミスや勘違いがない事を確認している間に夕方が近くなってきました。初日ですし早々に地下鉄の駅に戻ってホテルに帰る事にしました。夕方のラッシュアワーも避けたかったのです。

セー広場(Praça de Sé)の売店で読めそうな新聞や雑誌を捜したりウロウロしているうちに06時半をまわった様です。さて、どこかの軽食店のカウンタで食料とビールを仕込んで帰ろうと思い、広場の周りの店を見たら吃驚しました。あらかたの店が「閉店」でシャッターを下ろしていたのです。

ちょうど下ろしかけた店に駆け寄ってオジさんに「ビール売ってください」と頼んだのですが、何事か説明されて(レジを締めたからとかなんかでしょう)「明日ね=(mañana) :-)」と言われてしまいました。万事窮す、です。

帰国してからポルトガル語で「明日」は「=mañana」では無かった事に気がつきました。私が外国人だからそう言ったのか、どうしてなのか不思議です。

地元の人に訊いてみると中心街は「閉まるのが早い」のだそうです。知らなかったぁ :-O


2009年3月15日日曜日

Oi Paulistano! #22

坂の街 - 行きつ戻りつ

地下鉄を降りたもののさてどの出口から出たら良いものか、もうここからして右往左往でした。

出発前に地図検索で主要な通りの名称やおおよその距離は調べて行きました。駅に隣接して長距離バスの巨大なターミナルがあるのが判っていたので、先ずそれを捜します。地上に出て早々方向を間違えましたが長距離バスに乗りそうな(であろう)人たちの波についてしばらく行くと無事ターミナルまでは着きました。

道の向こう側に警察官を見つけたので彼らに訊く事にしました。プリントアウトしてきた地図を見せて目的地の名前を連呼しながら「外国語」で話しかけて来たら、旅行者が道を尋ねているのは世界共通ですから「こっち(身振り)行って"ナントカ通り"を右(身振り)、そしてまっすぐ(身振り)」と親切に教えてもらえました。

サンパウロは極端な凹凸は少ないものの起伏の多い街なんですね。この事はの中心街でも感じていました。さて最初の角を曲がってマッスグまでは良かったものの、言われた次の目標となる通りまでどのくらい歩くのかが判りません。こう言うのってなんとなく不安になりますよね。

ゆるやかな長い下り坂でした。ケナすつもりはありませんが歩道がそうとう悪いです。それぞれの家の目の前の歩道は各自が思い思いに整備するらしく、舗装もタイル仕上げから石板、アスファルトまで様々で、高さもそこそこ違っていました。

この日は殆どの荷物はホテルに置いて、パイロットバッグだけを提げてきました。ラッキーでした、キャスターの付いたケースだったら難渋したでしょう。

通勤に出る人達は既にその辺を歩いている時間帯では無く、なかなか人に出会いません。たまたま庭に出ていたおじさんや幼稚園から出て来た奥さんにさっきの調子で教えて貰いながら、どうにか目的地に辿り着いた時には小1時間経って、霧雨が降り始めていました。

直線にすれば2Km半くらいですからコンなもんでしょう。今日は「下打ち合わせ」くらいなので幾分オキラクです。初めての帰り途は風景の見え方が違うのでサカサカとは行かないでしょう。でも、明日からはもう時間も読めたので気が楽になりました。


2009年3月12日木曜日

Oi Paulistano! #21

通勤ラッシュ!

目的地が終点なのでホームもすぐに判りました。大きな駅では降車側のドアと乗車側のドアが車両の反対側なのは下調べをして知っていました。階段を下りるともの凄い人です。

パイプ式のガイドレールで仕切られた枡ごとに見事なくらい並んで乗車側のドアが開くのを待っている所でした。ドアが開くと一斉に乗り込むのですが、オシ合いヘシ合いと言うほどでもなく順番も崩れません。ある程度の人が乗り込んで「この辺で限界っ!」となると先頭の人はそれ以上無理をしません。列の後に続く人も押したりしないので整然としたものです。

電車は次々にやってきます。通勤時には2分間隔、それ以外は3分間隔だと聞きました。

3度目に入ってきた電車にようやく乗れました。いやぁ、ぎっしり混んでいます。その日はカメラは持たず、書類の鞄だけを下げていましたが、人に押されてどこかあるのか判らないくらいでした。勢いで持っていかれた腕がなんとなくどこかの女性のお尻の辺りの様な気がしたのですが押す事も引っ張る事もできません。どの人か見てみるなんて不可能な乗車密度でした。かつての国電の混雑ぶりに匹敵しますね。

日本の通勤時には女性専用車両があるんだよ、なんて言ったら呆れられる勢いでしたね。


2009年3月11日水曜日

Oi Paulistano! #20

地下鉄に乗らなくちゃ

大勢の人が地下鉄の駅に向かって歩いています。どの人も足早です。エスカレータを下ると駅のコンコースです。殆どの人は通勤客なのでしょう、切符販売の窓口には大して人は並んでいませんでした。


【参照元】

私のこれから数日の移動ルートは Blue-Line が Red-Line と交差する「Sé」から Blue-Line の南の終着駅「Jabaquara」までの往復です。

昨晩ニワカ仕込したアヤしいポルトガル語を手帳に書いたのを見せながら「Uma passagem de ida e volta ao Jabaquara, por favor.("Jabaquara"までの往復切符を下さい、の意のつもり)」と言ったら片道券らしき Uniário を2枚渡されました。おそらく均一料金だろうと思って 2 X R$2.40= R$4.80 を用意していて、その金額を出したらOkayでした。


2009年3月7日土曜日

Oi Paulistano! #19

再開します

昨年11月の半ば過ぎからずいぶん長く休んでしまいました。

8月のサンパウロへの出張から戻って、9月後半はドイツでした。11月から始まったUSの仕事がようやく終了して先日戻りました。書きたい事もたくさんあったのですが、先ずはもう少しブラジルの稿を進めて次に進もうと思ってます。