2007年7月19日木曜日

PeltierDevice

コンピュータのCPUを冷やすため「ペルチェ(ペルティエ)素子」を使う方法があります。液冷式の冷却ユニットなどと較べるとスマートかなぁ、くらいの認識でした。USB端子に繋ぐ飲料クーラーなども「「ペルチェ素子」かな、と検索してみたらやはりそうでした。

原理自体は19世紀の前半にJ.C.Peltier(仏)が確立して、20世紀になってロシアで実用化が進められたのだそうです<近年の発明だとばかり思っていました :-0

素子に直流を加えると片面が冷え、反対面は熱くなる性質を利用して、クーラだけでなくウォーマーも市場に出ていますね。スイッチを切り替えると電流の向きが反転して、どちらにも使える製品も有ります。少し吃驚したのはペルチェ素子搭載ヘアードライヤーなんて有るんですね :-0

ペルチェ素子単体は小さなもの(3cm角)なら600円ほどで入手できると知りました。電源、計測器やある程度の工具を持っている人なら欲しくなりそうです。

2007年7月15日日曜日

JunkTooth (?)

新聞(*1)に外国製の義歯の記事が出ていました。
極く最近まで義歯は国産の物しか「認知」されていなかったのですね :-0

ドイツで5年ほど前に中国製の義歯が話題になっていました。争点は「安全性」や「価格破壊」で今回の日本と同じでした。「McZahn=McTooth」と呼ばれていて、私は「McDonald’s」→「Junk」と言う意味かと思っていました。これは日本にも上陸するな、と思いました。

更めて調べてみると「McZahn」は「廉価な義歯」を指す一般呼称では無くて、ある企業(ブランド)の名前でした。バスによる移動式の診療もしていて、サイトを見る限り活発に営業している様です。

安かろう悪かろう、は許さないと言う人もいるでしょう。しかし考えてみれば日本もかつては「粗悪品輸出国」でした。タテマエはともかく「鎖国状態」の業種・業態が多すぎませんか。

NOTE:
*1 朝日新聞/07年6月22日/14版/P.33 社会面
 "「義歯輸入を認めるな」国を提訴”

2007年7月7日土曜日

Dacha

黒海に面したソチ(Sochi /Сочи )が冬期オリンピックの開催地に決まりました。ソヴィエト共産党の歴代の首脳部のメンメンが別荘(=Dacha/да́ча)を持っていた温暖な保養地だと思っていたので、そんなに開けた所では無い印象を持っていました<むしろ隔離された地帯かと。

ソチの公式サイトや、Wikipediaを見てみると、人口は少ないにしてもソヴィエト解体の以降は賑わいを増しているのですね。夏も冬も過ごしやすそうです。

あれこれと問題も抱えるグルジアからすぐ近くだし、気候は亜熱帯!らしいので判らない事が多いです。ともあれ、共産党の特権階級の占有地から、金さえ有れば外国人でも訪れる事ができるリゾート地になっていたのですね。知りませんでした :-0

露土戦争でトルコから獲得した土地ですし、近隣の国や地域には宗教や民族に絡んだ問題も多いと思います。プーチン政権が西側にベタ寄りでない理由もこんなところにあるのでしょう。それにして思い切った所で開催するなぁ、と思うのは私だけでしょうか。


2007年7月4日水曜日

Eel-Farming

新幹線(東海道)で西に出かけてきました。
帰路、浜松の手前くらいからぼんやりと車窓から外を眺めていたら、鰻の養殖池がすっかり減って昔とは風景が変わってしまった事に更めて気づきました。

かつては一面の養殖池が続いていて水を撹拌する水車が忙しく回っていました。外国産の鰻が市場に溢れて経営が成り立たないのだろうなぁ、と思いましが、帰ってからネット検索してみると、そんなに単純ではなさそうです。

シラスウナギの不漁や生産過剰による価格の急落が何度もあった様です。加えて1970年頃は伝染病が蔓延して大打撃を受け多くの養殖場が姿を消したそうです。事業として難しい分野なのですね、知りませんでした :-0



養殖池は農地に転用されている様に見えますが、なかには雑草が生い茂っているような一角もあってちょっと無惨な印象を受けました。