現法務大臣が外国のメディアに「知り合いがテロリストと云々」と言ったと報道されていますが、何だか妙なタイミングです。報道の問題意識がズレていませんか。
購読している海外のメールニュースで26日に「(日本は)11月から総ての入国者にたいして指紋押捺と顔写真を要求」とあって「なにーぃ」と思っていました。日本政府が外国人にこれを要求すると言う事は、日本人も外国での入国審査で同じ事を要求される場面はかならず出てきますよ。政治家がどう言ったかなんて問題よりこっちの方が重要でしょ。
調べてみると法務省入国管理局のサイトに今年の7月付で出ていました。
法自体の公布は5月だったとあります。施行は11月23日までに、と書かれています。こんな話が報道されていたのでしょうか、私は全く知りませんでした。
実施されるのは;(16歳未満は除外)
・左右の人差し指のスキャン
・顔写真の撮影
台湾の「交流協会」のサイトには実際の雰囲気が想像できる写真も6月付で上がっています。
法改正の理由として、テロリストの抑止と謳われていますが、今回の処置をする事でそれがどの様な仕組みで効果的な「抑止」に繋がるのかには触れていません。導入はしたけれどもおよそ機能していないシステムなんてザラにあるでしょう。
また、一口に「テロリスト」と言っても「イスラム」というより「国家直属の工作員」や、日本国内で形成されてしまう「犯罪集団」なんかも対象に成っているではありませんか。
偽造・変造された日本の旅券を持っている偽帰国者にはどう対処するのでしょう。次の法改正で「日本人の全員(パスポート発行時)」に同じ事を要求するくらいはやりそうです。
G.オーウェルの「ビッグ・ブラザー」が君臨する社会にするつもりなのでしょうか。
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