2008年9月5日金曜日

Oi Paulistano ! #06

読める言葉と聞きたい言葉

セー広場(Praça de Sé)から宿泊先の区画をぐるりと廻り、雑誌と新聞を置いているスタンドを捜してみました。ポルトガル語以外の出版物がないのです。滞在ほぼ終わりに英字紙を置いているスタンドを見つけました。大学も近いので地域によって差はあるのかとも思います。

ともあれ私はビールを呑みながら読めればと思っていた新聞か雑誌は手に入りませんでした。考えてみればホテルのロビーにも英字紙は見かけませんでした。

部屋にはケーブルTVが入っていました。英語の放送は(そのホテルでは)「BBC」だけでした。ロシアとグルジアが戦闘状態に入っているみたいです。ビルマで「住民蜂起か!」とも聞いたのですが、続報は聞いていません。どうなったのでしょう。

ポルトガル語の放送も聞きたくて、ドラマやバラエティの放送を流したままにしているうちにウトウトしてきました。言葉の「音」が頭の奥に響いていました。

考えてみれば、昔は欧州でも「外国語の放送」は一般的ではありませんでした。でも何とかなったのです。

ホテルの部屋や移動中の車でラヂオを聞いていて、何日か経つと何について話しているのかの見当が点くものがでて来た気がします。加えてその国のヒット曲なんかを聴くのも大きな楽しみでした。

日本と同じ様な「電話リクエスト」も有って、あー、こうしたアクセントでこんな「声」でこの国の人は話すのだなぁ、と面白かったでです - どの国でも内容はダイタイ同じですもん。

この類いのラヂオを聞きたければ今ならどこにいても「NetRadio」で聴けますが、その国に行くと却ってラヂオを聞くチャンスが限られます。「グローバル化」って何なのでしょうね。

窓の外では大粒の雨がスコールの様に降り始めました。忘れた頃に強烈なエンジン音が響いていました。寒いです。


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