時は過ぎ行く - 終わりに
昨年の8月初めに出かけたサンパウロのわずか1週間足らずの事をえんえん10ヶ月もかかって書いてしまいました。
ブラジル出張の時期にはサブプライムも問題になっていましたが、まだ世界的にどこまで影響が出るものか予測できない時期だったと思います。ブラジルのメディアも楽観的な記事も流していたと思います。すると9月には Lehman Brothers がギブアップとなりました。秋口を過ぎると世界中に影響が及びましたね。
日本で就業していたブラジルの人たちも大変な事態になってきました。日本政府がとった対応は下策中の下策でしょう。商いがうまく行っている間は、同郷のツテを頼って丁稚たちを呼び寄せていた大店が、いざ商いが回らなくなると掌を返して:
「お前たちは郷にとっとと帰んな。二度と来るんじゃねーよ!路銀は大旦那様からお貸し戴けるから、郷に着いたら親族一党に借りて直ぐにお返しする様サンタンするんだぜ。」
なんて民度の低い国民なのか世界に自己暴露してしまいました。この旦那と取り巻き達、逐われた人たちが「必殺仕掛人」に依頼したら殺されちゃいますよ。月夜の晩ばっかりじゃござんせんよぅ。
他には自然災害もありました。秋にはブラジル南部に大きな洪水が起こりました。私の仕事をコーディネートしてくれたドイツ系の会社もクリチーバ(Curitiba)にあり心配しました。去年のクリスマスに受け取ったeMailには「復興して落ち着いた」とありました。
P.S.
海外出張の話題の様に長期にわたるテーマは別室を設けてそちらで扱おうかと思ったりしています。運用の仕方を考えています。